「掃除をしないままアパートを出たら、必ず退去費用がかかるのかな?」

「部屋が汚いままだアパートを退去すると、どれくらいお金を取られるのだろう」とお悩みではありませんか。

 

結論からいえば、日頃から掃除をしており、部屋に目立った汚れや損傷がない場合は、退去費用は請求されません。

 

しかし部屋がとても汚れていたり、備品が壊れたりしている場合は、部屋を元の状態に戻すのに敷金以上のお金が発生するため、高額な退去費用の支払いを求められるケースも存在します。「退去時に支払った費用の平均額」についてのアンケート調査によれば、ワンルームでも平均で6万9,000円ものお金を支払っていることがわかっています。

引越し時はただでさえお金がかかるのに、敷金が戻ってこないだけでなく、引越し費用とは別に10万円近いお金の支払いはなるべく避けたいですよね。

そこで今回は、アパートを汚いまま退去した際にかかる費用相場や、退去費用をなるべく支払わずに済む方法などについて詳しくご紹介します。

 

アパート退去時の清掃は必要か?退去費用の違いについてご紹介

今回、ご紹介する内容

  1. 退去費用の支払いが発生する「まったく掃除がされていない汚れ」のレベル感
  2. 退去費用と修繕費用の料金相場
  3. アパートの退去時に確認される場所
  4. 退去費用が高額になりやすいケース

アパートを汚いまま退去すると退去費用が高額になる可能性がある

冒頭でも少し触れたとおり、アパートを汚いまま退去すると、高額な退去費用を請求される可能性があります。部屋が大変汚かったり、損傷がひどかったりする場合には、部屋を元の状態に戻すために、大がかりなハウスクリーニングや修繕工事が必要となるためです。

全く掃除がされていない部屋を退去する際の退去費用は高額になりやすい

全く掃除がされていない状態でアパートを退去すると、退去費用が高額になる可能性が高いです。その理由は、部屋を借りている人には「原状回復義務」と呼ばれる、部屋の中を入居時の状態に戻す義務が存在するためです。

たとえば借りていたアパートのドアを壊してしまったり、壁紙を汚してしまったりした場合は、その修繕費を入居者が負担することになります。もちろん日焼けによる壁紙の変色や、テレビや冷蔵庫裏の黒ずみなどの、経年劣化に対する修復義務はありません。

しかし故意に壊したものや、掃除をせず「一般的な生活で生じる以上の汚れ」があると見なされた場合は、借り主の負担として、退去費用(原状回復費用)を支払うことになってしまうのです。高額な退去費用の支払いを避けるためには、退去前にある程度の掃除を行ない、なるべく部屋の中をきれいな状態に戻しておきましょう。